今回は私が実際にオーストラリアで就いた仕事や、オーストラリアの就労事情についてお話ししたいと思います。
国が変わればルールも変わり、日本で過ごしていた働き方とはまた違った働き方を経験することができました。
今後、海外で働いてみたいという方の参考になればと思います。
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雇用形態
- フルタイム:週38時間以上の勤務保証。有給休暇あり。(年4週間)
- パートタイム:勤務保証時間はなし。勤務時間に応じて有給休暇あり。
- カジュアル:上記の保証はないが給料はプラス25%。
給与形態(最低時給)
2020.7.1現在
- フルタイム:$19.49(約1300円)
- パートタイム:$19.49
- カジュアル:$24.36(約1600円) ⚠️$1=67.64円(2020.3.26 現在)
オーストラリアは世界一最低賃金の高い国です。物価は日本よりも高いですが、その分給料も高くなります。
また働き先によっては最低賃金以下で働かせたり、銀行振込でなくキャッシュで給料を渡しているところもあります。これらは違法ですが、ゼロでないのも事実です。
後からお話しするファームジョブ では給料が時給ではなく歩合の場合が多いので、さらに仕組みが複雑で日によっては$20~$30なんてことも珍しくありません。オーストラリアドルは国によってはとても高価であるがゆえにグレーゾーンが存在しているのでしょう。
特に留学生やワーホリの方はお仕事を見つけるのも一苦労です。タイミング良くすぐに決まることもあれば、何週間も待ってようやく決まることもあります。なのでどうしても仕事が欲しい!という人は最低賃金以下でも生活のために働かざるおえません。
なかなか難しい問題ですが、メリットもデメリットも含め外国人が働くという現実を肌で感じています。
ファームジョブ
ワーホリに来る方の多くがファームジョブ について詳しく知りたい!と思っていると思います。
2ndビザについて
ファームジョブ と言っても様々で、ほとんどの方の目的は2ndビザだと思います。2ndビザとはワーホリ1年めに88日間(3か月)指定の業種で働くと2年目も滞在できるというものです。
さらに2年目に180日間(6ヶ月)指定業種で働くと3年目のビザを申請できます。
指定の業種というのは様々で、農業だけではありません。農業の他にも工業、建設業、林業、漁業、鉱業、加工工場(〇〇ファクトリー)なども対象です。
詳しくは👉オーストラリア移民局サイト
2ndビザの取得をしようとお考えの方は働き先がこれらの指定の業種かどうか、指定されたポストコード(郵便番号)かどうか、ペイスリップ(給与明細)をくれるか、指定した銀行にちゃんと給与、スーパーアニュエーション を振り込んでくれるか、さらにちゃんと2ndビザ対応をしてくれるかどうか確認が必要です。
日本にいたら確認しなくてもちゃんとやってくれるところがほとんどですが、異国で働く際にはこれらの”当たり前”に決まっていることでさえ簡単に確認できません。給与を受け取るのに1ヶ月もかかったり、給与明細が間違っていたりなんてに非常茶飯事です。
もちろん良いファームもたくさんあるので、皆さんが良いファーマーに出会って充実したファームジョブ 生活を送って欲しいなと思います!
グレープファーム
VIC州のMilduraという街は農業が盛んで、特に1月から4月頃にかけてはグレープのハイシーズンです。
私が経験したのはピッキングやパッキング、収穫前のメンテナンス(nursing)です。おそらくトップピッカーは$150~$200/日に稼げますが、グレープの状態次第では$20/日なんて日もありました。また、ピッキングの場合雨がふると仕事はお休みですが、基本的には週6~7日労働です。
私の働いた数カ所のグレープファームは全て歩合制でした。体力に自信のある方や、他の人よりもたくさん稼ぎたいとう方、自分自身で黙々とやりたい方は歩合制が向いていると思います。
ちなみに私はもう2度とグレープピッキングはやりたくありません。笑
アスパラガスファーム
やってきたファームジョブ の中で一番楽で給料の良かった仕事でした。
アスパラガスファームではプランティング、パッキングをやりましたがどちらも時給制で最低賃金も守られ$24.36でした。
プランティングは基本的にトラクターの後ろに座って、アスパラガスの苗をポトポトと落としていきます。砂まみれになりますが、土日は休みですし非常に良い仕事でした。
ミートファクトリー
こちらは以前書いた記事で詳しく紹介しています。
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ローカルレストラン
ローカルの仕事をゲットするのはとても大変。運も少なからず必要だと感じています。
メルボルン、ブリスベンでは町中にレジュメを配り歩きましたがトライアルにさえ行けませんでした。オーストラリアでは”オーストラリアでの経験”が重要視されます。その仕事に関わる業務をオーストラリアでどのくらいの期間やっていたかが応募条件に必ずと言っていいほど入っています。
私はMilduraに住んでいるときにたまたま地元のFacebookで見つけて、応募したら面接に呼ばれ、トライアルに行き採用されました。他にも4人くらいトライアルにきていたみたいですが、運よく仕事をゲットすることができました!
キッチンハンドとして採用された私の仕事は主に皿洗いとデザートを盛り付けること。デザートはお洒落に盛り付けないといけないのですが、一度覚えればそんなに難しくありません。強いて言えばオーストラリア訛りの英語を理解するのが一番大変です。笑
夕方のシフトだったので時給も$25、さらに土曜日は$30(日祝はさらにup)でした。
私の働いたレストランのシェフ、ウエイトレスはみんなオーストラリア人。みんなとってもよくしてくれて、何かあるたびに”Are you alright?”と聞いてきます。”今日は何してた?””仕事終わったら何するの?”と毎日同じことを聞かれるので、”今日は〜した!”と面白そうな話題を仕事前に用意していました。(大体作り話…笑)
さらにシェフでもない私に”日本食レシピを教えて欲しい”と訪ねてきて、キッチンで調理までさせてくれました。そして最終的にお店のメニューになりました!
このレストランで働いていた時はファームジョブと掛け持ちしていたので体力的にはきつかったですが、日本とは違ったオーストラリアの職場を1番リアルに感じた時間でした。
おまけ♡
大体の職場で共通するのは音楽とビール!笑
仕事中は常に音楽が流れ、忙しくても大体みんな歌うことを忘れません。笑
さらに仕事後には毎日のようにビールをくれます。(特にレストラン)おかげでオーストラリアのビールに詳しくなりました。
以上がワーホリ1年目で経験した仕事の紹介でした。
いい事だけでなく大変な思いをしたことも後になって思い返してみて、いい経験だったなと思えれば挑戦したことに意味があったと感じれるのではないでしょうか?
Have a good day !!
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