青の洞窟と聞いて多くの方が真っ先に思いつくのがイタリアのナポリではないかと思います。
世界中には青の洞窟と呼ばれる場所がいくつかあり、もちろん日本にもあります。そんな神秘的な世界を味わえる場所がなんと島根県にもあるのです。全国的には広く知れ渡ってはいないですが、ローカル民には有名な場所。抜群の日本海の透明度とこの地方に伝わる神話との繋がりも見所です。
今回はそんな”島根版青の洞窟”へご案内します!
加賀の潜戸とは?
島根県松江市北部の日本海に面した海岸景勝地帯にあります。
加賀の潜戸(かかのくけど)は島根県松江市北部(旧島根町)、日本海に面する潜戸鼻にある海岸景勝地。加賀は集落名を表し、単純に潜戸ともいい、加賀潜戸と表記することもある。国の名勝及び天然記念物に「潜戸」の名称で指定されており(1927年)、また大山隠岐国立公園に属する。日本神話とも関係が深く、佐太大神(佐太神社の祭神)の出生地といわれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%B3%80%E3%81%AE%E6%BD%9C%E6%88%B8
神話との繋がりと2つの潜戸
港から出る遊覧船は新旧2つの潜戸を巡ります。
1つ目は海寄りに位置する全長200mの海中トンネルとなっている新潜戸。波が静かな日はグラスボートを乗り入れることが出来、陸に上がり周辺を探索することも出来ます。
新潜戸は古くから伝わる出雲風土記に出てくる佐太大神(鹿島町、佐太神社祭神)の出生地。大神誕生の誕生の際に母である支佐加比売命(きさかひめのみこと)が金の弓矢を射通してこの洞窟が生まれた言われています。
一方で陸寄りに位置する入り口僅か幅5.5mの洞窟が旧潜戸。入り口こそは狭いものの内部は20mほどあります。
幼くして命を落とした子供達が親を慕い小石を積み上げたという民間伝承「賽の河原」が広く知られています。生前の子供達が来ていた着物や使っていた遊び道具を供えたという当時の風習が今でも継承され、沢山のお供え物が洞窟内に置かれています。
これが島根の青の洞窟だ!
遊覧船運行情報
遊覧船は2つのコースがありそれぞれ加賀潜戸コース、多古の七つ穴コースです。
加賀潜戸コース
- 出航時間:9:20〜16:20(毎時間20分発)
- 所要時間:約50分
- 運行期間:3月〜11月
- 料金:大人1500円/子供700円
多古の七つ穴コース
- 出航時間:予約時刻
- 所要時間:約80分
- 運行期間:9:00〜15:00(不定期)
- 料金:大人2000円/子供1000円
加賀の潜戸へのアクセス方法
松江市までの行き方
- 新幹線を利用
東京・関西方面からは岡山駅へ新幹線で行き、岡山駅でJR伯備線特急やくもで松江駅を目指します。(東京からは寝台列車サンライズ出雲がおすすめ!)
九州方面からは新山口駅へ新幹線で行き、新山口駅でJR山口線スーパーおきで松江駅を目指します。
- 高速バスを利用
東京・大阪・福岡など各方面から高速バスが出ています。夜行バス比較サイト【バスブックマーク】からバス会社とチケットを一括比較出来ます。
松江駅から加賀の潜戸への行き方
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以上、島根の青の洞窟こと加賀の潜戸の紹介でした!
皆さんも神話の伝わる神秘的な場所へ訪れてみませんか?
Have a good day !!
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