ファームで働く! フィグピッキング編

オーストラリア
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皆さんフィグをご存知ですか?日本ではイチジクという名前の方がメジャーだと思います。

私が住んでいたMilduraという街では1月〜3月頃にかけてフィグの収穫シーズンです。フィグは夏の暑さの元でぐんぐん熟していくので、天気が悪かったりあまり気温が上がらないと良いフィグが成りません。

全ての農作物に言えると思いますが、天候に非常に左右されやすいので沢山収穫できる年もあればそうでない年もあります。私は2019、2020と2シーズン経験しましたが2年目はあまり暑くなかったせいもありフィグが良くなく、さらにシーズンも短かったです。

今回はそんなフィグのピッキングについてお話したいと思います。

フィグって?

イチジク(無花果、映日果、一熟[1] )は、クワ科イチジク属落葉高木、またはその果実のことである。原産地はアラビア南部[2]不老長寿の果物とも呼ばれる。別名は、南蛮柿[3][4]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B8%E3%82%AF

知っていますか?フィグはヴィーガンフードではないのです。フィグの木から収穫したとしてもその中には動物性成分が含まれているそうです。非常に不思議です。

ピッキング開始!

まだ暗いうちからファームに集合します。ヘッドライト等を使いながらピッキンングしていきます。

トローリーと呼ばれるカート収穫したフィグを並べる箱を確保します。人数が多いとトローリーがなくなってしまって、自分で重い箱を運ばなければいけないので地獄です。笑 朝の段階から戦いは始まります。笑

この方は箱を欲張って取りすぎですね…

フィグは木に成っていて、大きな葉っぱに隠れていたり奥の方に成っていたりするので取りこぼしがない様にピッキングします。

これは熟れすぎているフィグ
これは若すぎるフィグ

これが丁度いい採れ頃のフィグ。ヘタをちゃんと残してピッキングしなければいけません。

朝顔みたいな花が咲いています

このフィグを箱に詰めていく。

こんな感じ

夏なのでハエが沢山います。虫除けネットは必須です。アジアンマーケットで売っています。

黙々と…一度に5,6個取ると早く詰めれる

フィグのピッキングはビニール手袋が必須です。ヘタから出ている白い汁に直接触ると痒くなるからです。私はフィグアレルギーではないですが痒くなります。どの国の人も手袋をしていたので、皆痒くなるんだと思います。食べても平気なのに不思議ですね…

詰め終わったフィグの箱に自分の番号の書かれたバーコードシールを貼って、所定の場所に運びます。このシールを貼らないとカウントしてもらえず、お給料をもらえません

またシールをすり替えたり、人の作った箱を取ろうとする悪い人もごくごく稀にいるので気をつけましょう。

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お給料について

私の働いていたファームではこのフィグの1箱あた$3〜$3.4でした。妥当な価格なのかどうかは謎のままです。

この様な歩合制のファームの仕事は基本的に、ファーマーからコントラクターと呼ばれる(会社でいうと管理職でしょうか?)人に収穫分の給料が渡され、そこからworkerたちに支払われます。1箱あたり数%がコントラクターのお財布に入っていきます。

小さなファームではコントラクターを介さずに直接workerにお給料が支払われる場合もあります。

私の場合は1日あたりピークシーズンで40〜50箱($150前後)、ローシーズンの酷い時は15〜20箱($50前後)でした。大体1日8時間前後、週6日といった具合です。

正直いくらモチベーションが高くても、歩合制の場合は特にフルーツが良くなければどうにもなりません。

以上、フィグピッキングについてでした。色々と自分ではコントロールできないことは多いですが、様々な国の人と一緒に働いたりコミュニケーションを取れるという点はファームジョブ の良さであると思います。

また地域や季節によって本当に仕事の条件は様々なので、あくまで一例として参考にしていただければ幸いです。

これからオーストラリアでファームジョブ にチャレンジしたい方が素敵なファームに出会えます様に🎶

Have a good day !!


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